ひつじはいっぴき

日々これ記録なり

【記録】舞台『AGASA』夜公演の思い出〜なんで裸なの?なんで裸なの?!〜

配信爆売れして、早めに第二弾やってくれ〜!

 

金銭以上に配信を見れる環境が個人的に無くなってしまいあくせくしてたんですが、結局見ました。見ましたのでその記録。

誰向けとかってより、記録。ほんとに。

 

というわけであとから見て思い出せるような書き方。見辛かったらごめん。

 

0.はじめに

AGASAはミステリーの新プロジェクト。

バラエティ班的には安心の北野制作平子出演、謎解き的にも安心の松丸亮吾、配信関係はノーミーツ、ストーリーはディズム!

これ盤石じゃねえの……?爆イケ制作陣と爆イケ案内人、勝ったな。

なお、バラバラ大作戦に新規に設けられたバラバラマンスリー内放送の『テレビ版』と、昼/夜2公演ダブルキャストの『舞台版』がある。

この記事は『舞台版の夜公演、芸人編』の話をするもの。

 

1.主な登場人物

案内人

松丸亮吾…名探偵

物語の案内人、そしてみんなの名探偵。謎解きの世界チャンピオンでもある最高の頭脳が、なんと初舞台を踏んじまったんだ。おいおい、そんなの見れるなんてどんな幸運だよ。

舞台版では参加者をまとめる司会、TRPGで言うGMのような役割で、全くと言っていいほど話を聞かない参加者を諌めたり注意したりする。地味にこの舞台本番で仕事量が多いな!?

テレビ版でも名探偵の肩書はそのままに、この事件についての解説をしてくれる。でもどこにいるのかはよくわかってない。(3夜まで)→結局どこなのかは本当に分からない。(4夜)→最後までどこにいるのかは分からなかった……(5夜)

 

平子祐希…名探偵の助手(あるいはパシリ)

物語のもうひとりの案内人であり、助手として松丸くんをアシストする立場。目が綺麗。イケオジなのでもっと世間は騒いでいいと思うよ。並み居る曲者たちを前に一切揺るがない。

舞台版では松丸くんの側で様々に立ち回り、時にアシストをしたり、時に目立つ役割を担うこともあるオールラウンダー。どっしり構えた姿は見事の一言。あと、一人にだけ当たりが強い。

テレビ版では被害者からのメールを頼りに「自称・名探偵のパシリ」とし混乱する現場に現れ、証拠の確認や現場の説明などを行うGM的立場を担う。インターンと言うワードも出ている。

 

参加者

舞台版AGASAは昼と夜で参加者が変わる。

夜版は芸人回として、以下のメンバーで開催された。

 

狩野英孝

森田哲矢

酒井健太

小宮浩信

サーヤ

 

いずれも「面識がある」「芸人である」ということが共通点になる。

お互いに手の内を知っている、と言うことで探り合いや心理戦になる……と思われていた。

(あと案内人が案内人なので平子さんとのアレとかもあれです、はい)

 

2.物語の設定

参加者は本人役である

参加者は本人として事件に巻き込まれる

というのはテレビ版/舞台版共通。

突然起きた事件の犯人を探す、マーダーミステリーである。

また、その犯人を探している過程で様々な要素にポイントが付いており、ポイントが最も高かったものが優勝である。

優勝ってなに?

 

舞台版は冒頭が公開されているため簡単に説明すると、

 

案内人達が挨拶をして、幕は上がった。

しかし、参加者達は舞台上で倒れて寝ており、案内人は「どうして」「設定が違う」と慌てて参加者達を起こすことに。

気がついたら倒れていた彼らは、幕が上がっていることに驚いたり、自分の格好や置かれた状況に呆然としている。

数分の時間を要して全員に台本を持たせ、なんとか足並みを揃えた参加者達。全員で頭からやり直し、やっと舞台は始まる、はずだった───

 

3.注意書きとか、なんかいろいろ

この舞台AGASA、感想などは自由に書いていいことになっている。

その代わり、3点の「ネタバレNG項目」が取り決めされている。

「犯人」「重要なトリック」「舞台中の指定されたタイミング以降の展開」だ。

正直マジでこれは賢い。言えない。

というか言っちゃったら確かに終わりな部分あるからそらそうよって感じなので、そこには触れない。絶対に。

それ以外の部分はこの部分以降で説明とか記録する。ただしストーリーそのものの解説などは一切しないのでよろしくお願いします。

(逆に配信が終わってネタバレOKが来るなら喋るよ全然)

 

4.感想(全体)

まず真っ先に書いとかなきゃいけないのでこれだけちゃんと書いとくね。

酒呑んで舞台に出んな。

せめて抜いてこい。それができてもできなくても、二度とAGASAに絡まないでくれ。

おわり。

 

それにしたって、こんなええもんがこの金額で見れていいんか?の一言。

舞台としてのクオリティについてはとりあえず横に置いておいて(※置いちゃいけないと思うかもしれないけど、コンセプトを考えると『一旦置いとく』のが正解な気がする)、「芸人がやるはじめてのマダミス」を見るライブと言う感じか。

だが、そこはさすがのメンバーなので、もうそりゃ面白い。ちょっとしたことが何でも面白い。

狩野さんの一挙手一投足でケラケラ笑う小宮さん、ほんと楽しそうに見える。そしてそれを見て「本当に人が死んでるんですよ!」と注意する松丸くん、ありがとうと言わせてください───

死体役の人(?)が彼らのやり取りで笑いすぎて松丸さんから「死後硬直です!筋肉が固まってこういうふうに動くことがあるんです!」という謎のフォロー入れられる位の面白さ。

 

ただし後述の理由(あとでめちゃくちゃ細かく書いときます)から、メンバーは数名入れ替えてほしいなあと言う印象。

膠着状態を打破したかったんだろうけど、それにしてはまとまりきれない部分が有り、団体競技よりも個人競技に終始した感。

マダミス、謎解きメインとして見ようとすると物足りないかも。そっちは実際、昼公演の方がスルスル謎解きできていて気持ちいいらしい。

 

まあなんだかんだプラス面は大きいけどね!

ガヤの力やタイミングをつかむ能力、関係なさそうなことをわいわい言っているところは面白いので、興味あるなら見るほうがいい。

好きな芸人がいるならマスト級かな。

それぞれにそれぞれの見せ場があり、謎へ挑む姿がかっちょいいので見応えあり。感想戦まで付いてくるのでお得です。

あとはネタバレにめちゃくちゃ抵触するので全然細かく説明は出来ないんですけど、後半にアルピーのエチュードがあります。あれはやばい、へんな物質が放出される。

 

5.感想(個人別)

というわけで改めて。

もっかい書いとくわ。マジで酒呑んで舞台に出んなって。いや、これだけだと分かりにくいんだけど。

まあいいや、参加者の感想、順番に行くね。

 

狩野さん…みんなの迷探偵、かな?

メンバーをまとめようとしてたり、探偵役になろうとしたり、一番「事件が起きてしまった舞台にいる狩野英孝」を真摯にやってくれた人。みんなの好感度が上がる音がする。

狩野英孝は「狩野英孝のロールプレイ」が上手い。当たり前かもしんないけど。

特に推理披露場面での語り口とか、終盤のヒートアップ状態などは見事の一言。でも何故か怪しくなって草。潔白を示す犯人スタイルとか言われる始末。

しかし狩野さんが「狩野英孝のロールプレイ」をしてるということは、積極的な点取りするとかそういうことではない。主人公ムーブをしてるのに邪魔すぎない、出るタイミングを押さえてるのはさすがでした。

積極的な姿勢はほんとにもうちょっと褒められてもいいと思う。これ以外のマダミスに挑戦する姿も見てみたくなった。

 

実際、『クリティカノヒット(※スクエニYouTube番組)』では、ゲームの世界観に入り込んで楽しんだりリアクションをすることがとても多く、正直もっと世界に入り込んで探偵狩野ロールが成功してたら、めちゃくちゃ噛み合ってたのなら……と言うたられば、あります。狩野さんはこんなんじゃねえんすよ。

2回目あるなら名探偵狩野が見たい。

 

酒井さん…相方、あるいはパンイチ枠

周りが良すぎるせいで大々的に褒めてもらえない時のチャンサカ。キミ割とそういうこと多いよねっつーハナシ。

彼の(彼らの)良いところである『前に出過ぎない』がほんとに徹底されていて、舞台そのものを邪魔しすぎてないと言ういっちゃんいい結果を残している。もっと褒めてくれ。

なおポジショニングが盤石堅実なので、こっちはこっちでロールプレイが自然である。まあそりゃ相方が生きるTRPGのルールブックだもんな、毎日ロールプレイみたいなもんだよな……。

そして『クリカノの相方』でもある。狩野酒井は楽しみ方も近しいかもしんねーね、っつーことでこちらも入り込めるため、無力化されてる時間があったかもしんねぇす。

ナイスゥ!は言ってた。

酒井さんが適当なコトを言う度に平子さんに睨まれたりお叱りを受けていたのは流石に笑ってしまう。相方の失態許せない芸人だ……。失笑はやめたげてよ、失笑は。

「(真相に)近付いてきたぁ!あと楽しくなってきたぁ!」ってコメントはほんとに好き。もっとやってほしい。

あと平子なめのパンイチ酒井(手前に平子さん、奥に酒井さん)という本当に意味分かんない画角がありました。どんなツーショやねん。

頼む、名探偵狩野の相方は酒井ちゃんしか居ないのよ。というわけで2回目あるならこちらも続投お願いします。

ちな、パンイチ枠だけど昼にも同じ状態の人がいたの?→いました。なんでいるんだよ。面白さでは勝ったのでオッケーです。それにしても黒いな……そして太ったな……。

 

小宮さん…相槌、合いの手、空気読み

相方相田をして曰く『小宮は何をやっても小宮』、つまり『小宮がマーダーミステリーをやっても小宮』であり、バチボコ適役じゃねえかっつー話。

しょっぱなからフルスロットルで疑われまくるポジションだが、騒ぐのと話を聞くのとでメリハリ付いてる動きがあってとても良かったです。

ガヤ飛び交う芸人回だが、ほんとに小宮さんはガヤ技術が高い。刺さるワードを端的に、しかも効果的なタイミングで挟むことができる。邪魔にならないところで出来る、本当にすごい。1回も外してないんじゃないか?

あと小宮さんと酒井さんがやいやい言い合う時に出てきた「ドンパチ案件か!?おい!」のリズム感がすごく良すぎて好き。多分未来永劫使う。やめてよぉ〜。

破顔してる小宮さん笑顔がバチボコ可愛すぎる。台本が公開されてたけど、最初のセリフが怪しすぎて面白いです。赤ちゃん小宮とか言う謎の概念が生まれた。どういうこと?

ほんとに良かったので2回目も続投お願いします。小宮酒井のやりとり、レアすぎる……。

 

森田さん…名探偵社長?

よく喋る、よく考える、よく場を見ていて答えを導き出せる人。一番動いていたんじゃないかなあ?

いろんなことに干渉し、周りに言葉を投げて、一番場を動かしていた印象がある。多分この人、相当出来る人だろう。

ただ、狩野酒井とちょっと相性悪いかも。入り込んでロールプレイしようとするのを突っ込んだり中断させてたので、そういうのなかったらどうなったんだろうなと思ってしまう。

あとポイントに終止しすぎてちょっと貪欲過ぎてスタンドプレーになってしまったり、推理にメタ要素が入りすぎていたり、一部によろしくない所作が見受けられたなぁ。全然設定されてない設定にこだわり続けてるところはもう何なんだろう。

それと単純に全然話聞いてなさすぎたり、普通にガヤがうるさすぎた部分がある。他のところが良かっただけにほんとに辛い。

とはいえガヤを入れるのは芸人のサガだしなぁとか、思う部分はあるのよな。他方、それだとマダミスとして見づらすぎるしなぁ、という感想もあるのでむじーです。

それでも一番の貢献は間違いなく、推理面でのMVPは絶対社長。多分彼の一言が無ければこの事件は終わらなかったでしょう。

……てか彼がいなかったら他の皆さんはどうやって謎を解くつもりだったんですか……?いやグダグダになるの、それはそれで面白いけど。

 

サーヤ…????

論外

だけだとなんのこっちゃなので細かく書くね。

(と言うかもう散々言われたと思うけど、ほんとに不愉快だったから書き残すね)

 

まず謎解き舞台の前の仕事を酒を飲む仕事にしちゃうザルスケの時点で失格なんすわ。

森田社長をして「酒を抜いて来ない状態で舞台に上がるのはプロ意識がなさすぎる」とまで言わせており、そりゃそうなんだけど、それをやって面白いと思ってるからダメ。

というわけで幕が上がった時点で泥酔。松丸くんも困惑。しまいには舞台脇から水が入る。

もう見てらんない、と言うスタッフ側の圧力と言う名の優しさ、貴方はどう感じましたか。

そりゃ案内人たちも必死に否定するよな、これ仕込みじゃないですよって。こいつひとりのせいで舞台破綻するとこだった。ヤバかった。

短期的に見れば「酒ベロで舞台出ちゃうのおもしろw」って意見があるのもしゃーない(それは受け取った側の意見なので)けど、これで例えば現地の人が返金騒ぎなんか起こしてもおかしくないレベルですからね?

シリアスな場面であるはずのクライマックスでも笑ってて、よくも現地の人は我慢したなあと思いました。

同じことをされる恐怖が有りすぎて、自分が見るコンテンツには絡んでほしくないかな、少なくともAGASAではもう二度とごめんかなって印象が強い。普段は優秀なのにどうして……。

……とそうやって悪い部分ばっかり書くとネガいすぎるんだけど、もちろんいいところもあった……と思うんだけど、謎発言とか上記の醜態で全て帳消しされてしまっているので私からはちょっと。

あ、ニューエラに1票入れたのは面白かった。ニューエラに1票?って聞き返す松丸くんで2倍面白い。

 

松丸さん…アガサ組の担任の先生

ほんとに初舞台?

芝居も上手いし、周りをまとめるのも上手いし、空気を掴むのも上手い。その上名探偵でビジュも爆していて愛猫家なんでしょ?お前たち、最高だぜ〜!

(※注釈:演技うめーなぁーって言ってたら、なんか松丸くんって中高と演劇部だったみたいですね。そらあんだけ安定してるわな!お前達、最高だぜ〜!)

序盤は「はい聞いて!」「1回止める!」「あんまりさわんない!」のような注意指摘が多すぎて、はじめて担任を受け持ったアガサ組の松丸先生と化していた。それはそれで面白いけど謎解き要素は減った。悲しい。

中盤、松丸さんと平子さんでふたりで並んで中継みたいになる場面があるのだが、そこの画のパワーがヤバい。キラキラしている。いやあ、松丸中継が余りにも良すぎる。良すぎた……。

そんで声も透き通って聞き取りやすい。説明もわかりやすくて、最後の答え合わせパートでは(バカ)推理をしていた参加者達でも理解が出来るように説明。

そしてみんなが触れなかった謎や特に設定されてない部分への追求、いわゆるアドリブ性を要する部分でも全く揺るがないのはさすが。

多分昼夜通してかなり負担がかかる立ち回りを要求されていたと思うのだが、これを完遂できる能力はお見事でした。

Xの感想動画でも「楽しかったです!」と満面の笑みで言っていた。まさか……人としても完璧なのか……?第二弾あるといいなあ。

 

平子さん…裏MVPこと副担任

初舞台の相棒を支える役割、かつ見知った芸人達を叱咤しつつ、ストーリーも適度に進めつつ、しかし自分は目立ちすぎず、かつ相方酒井ちゃん!のケツをシバいて推理させる立ち回り。物理的にも一回シバいてたのでそんなに嘘ではない。

多分何回も見直してはじめてわかるアシストを何度もしていた。舞台のエキスパートであり、学級崩壊を未然に防いでいた副担任の平子先生である。

いやほんと。出過ぎないって本当に塩梅が難しいと思うのだが、それができるからこそこっちの立場になれるんですね……(何目線かわからない感想)

ビジュアルの爆裂具合がまぁ堪らんすぎるので見た方がいい、になった。最高。勝組。お前たち、最高だぜ〜!

あとは中盤から終盤。ネタバレ区域なので何も言えませんが最高だぜ〜!なので、最高でした(??????)またかよ!よかった部分は全編に渡って存在するのに、特にいいところは喋れません!だから配信を買え。

1つ言えるなら、自分から仕掛けたアドリブに酒井さんが乗ってきてくれたことが嬉しかったっぽいところ、好き。感想戦前後とXの感想動画ですら触れているので満足してそうです。

そこだけDVDで売れ(暴論)とか言ってたけど買う人居そう。

そんでワンショットの画が保ちすぎることが実証されてしまった。綺麗過ぎる。綺麗すぎて時間稼ぎできるって何?

 

 

6.個人の感想さらにまとめ

私はあほあほ人間なので犯人わかりませんでした

普通にコメディ舞台として見ちゃって申し訳……真面目に推理はしてたんですよ?推理してたんですけど、自分の推理が荒唐無稽に思えて「なわけ……」って思ってからダメでした。

マダミスって「誰が犯人なのか、その場の流れとかで決まるもの」だと思ってたフシがあるのも悪い。そのへんの思い込みもバカだから……。

現地行った友人に感想送りながら見てたんですけど、アホがバレてるから許してくれました。助かります。

 

松丸さんめちゃくちゃ大変だったろうな……。

中継で芸人達が「今のは俺が言いました!」みたいな点取り合戦してた時に「誰でもいいです一回」ってバッサリやってたの流石に笑う。

 

 

昼はもうちょいINT上だったって聞いて昼も見てえね、って感じになっています。

だって証拠品のスマホを見て「スマホでけぇ!」って感想を述べる酒井ちゃんがいないんだもの……。

 

 

(他になんか思い出したり追加したいことがあったら追加しときます)

 

 

追記

note読みました。

ふーん、そういうこと、するんだ……。

 

俺平子さんのこと好きだよ!(じいちゃんへの思いを吐露する善逸のごとく)

もうね、わかんない、なんとも言えないけど!なんと言ってもいいかわかんないけど!

やっぱ第二弾、早めにやってくれよ!

 

それはそれとして、北野さん本当にありがとう。