主語の大きなブログでごめんね。
~開幕前~
金曜日なんか北海道悪天候につき『ほんとに行けるのか?』とやや怪しかったけど、なんとか飛行機が飛んでくれて良かった。
……と言うかアレが当日だったらヤバかったからやっぱ予備日を前後で取るのは正解だったと改めて納得。
ちなみにLCC使ったら行きも2時間遅れ、帰りも1時間遅れ、マジで移動が大変な旅だなと思いました。来年はJALとかで行こう。
さて、タイトル見たよね?君。
本日はロッチの話をしとうございます。そう、
ロッチ単独ライブ 2022
すってんこロッチ
最高の夏になったぜ!
以下、ライブやネタの内容(あらすじ、見所)とかにちょっとずつ触れます。
今後DVD化する(っぽい?けど未確定な)ので、
「それまでネタ内容は見たくない」
「なんかブログで書かれるの腹立つ」
「素人のバカみたいな評論はごめんだ」
と言うニキはすまんやけどブラウザバックニキをヨロシクニキ。
クッション用ポインコ。
0.開演前~恒例のコーナー
3年連続(だったはず)で、
開演前ナレーションをコカドさんが、開演直後の写真撮影OKパートは中岡さんが担当。
今回のタイトル『すってんこロッチ』。
ライブ前、今からおおよそ3ヶ月前に『イッテQ!ロケ中の転倒により、中岡さんが骨折』と言うかなり世間を賑わせたニュース、
そして「骨は折れましたが心は折れていません」と言う中岡さんの宣言は記憶に新しいですね。
さて、そんな中岡さんは元気にライブを出来るのでしょうか!?
ご覧ください、元気です。(撮影:私)
そして今回はYouTubeのライブ『ロッチナイト』の宣伝も兼ねて、開演前映像として『マネージャーさんが選ぶロッチナイト選り抜き集』が公開されました。
3公演あったけど、内容は全部一緒なのか?とりまみんなロッチナイトを見ようね。アーカイブあるからね。
ロッチナイトはこれ→https://youtube.com/channel/UCr8YOnW0ESMkc2V5EioVcrQ
ちなみに内容は『ロッチナイトを見てる人の総称』『かつての同期のいじられ』『コカドはじめてのアフレコ』の3本。見ようね。アーカイブあるからね。
オープニングムービーもかわいいし、メインビジュアルのイラストもかわいすぎる。
『来てくれる人を楽しませよう!』の意識がバキバキに伝わってきます。
開演前、終演後に表示されてたのはこれ。
それではネタの一覧と感想とか。
さらにクッション用の出川さんからのお花。
じゃ、この下から一覧行くんで。
1.ホームラン
野球観戦に来ている親子(コカド)とおっさん(中岡)。打席に立った選手は、次にホームランを打てば300本目と言う記録になる場面。
期待どおりに放たれたホームラン、そのボールをなんとおっさんがグローブでキャッチ!したのだが……。
まず着眼点がすごい。
野球のネタをやろうとしてわざわざ『ホームランボールを取る観客』の一連のやり取りにのみフォーカスしている辺りが絶妙。
さらに『ボール取れなかったと泣く子供』とのやり取りをとにかくしつこく繰り出していくのはロッチにしか出来ないんじゃないの?と思える。
このワンシチュエーションで戦うだけの自力よ。
まぁ珍しく声を張り上げるネタが頭から登場したのでいらん心配をしそうになってしまった。マジで声飛ぶんじゃないかと思うくらい叫ぶ中岡さん。
他方、コカドさんは父親役と言う形。珍しいなあと思う反面、これも出来るのかと言う発見もある。
それと二号ホームランも喜んであげて。
2.ロレックス
会社の社食で出会ったコカドと中岡。コカドは珍しく社食で餃子定食を、中岡はラーメンを食べるらしい。
簡単な挨拶のあと、ふと中岡は気付く。コカドの腕に光る、高級そうな時計の存在に───
ロレックスと言われると思い出すものは色々あるんですけど、マジでなに食ってたらこんなネタ思い付くの?の極致。
いじりが長いちょっといやな後輩、だけで充分成り立ってるのに、そこに『ロレックス買ったのにわざわざ社食』とかの意地悪い観点が入ることでよりおかおかしみが増してる。
突然「お腹減ったー!」って言い出した時の爆発力、それに対しての「食べろや!」と言う正論の切れ味、あの場面の瞬間火力の高さはすごかった。
オチもすっごい悲しいはずなのにしっかり刺し返しているところが驚愕だし笑えるし。一瞬空気が「ああ……」ってなってもまだ噛みつく中岡さんの言葉運びがうますぎた。
コカドさんの大声最初のバースト到達点がこのネタで、キレる部分のよさが際立つ。これは単純に関西弁が怖いだけなのかもしれない、どう?
3.あさがお引っ越しセンター
単身引っ越しパックを利用するコカドのもとに現れたのは、田中絹代を名乗るおばちゃん(中岡)。
早速引っ越しの準備を始めようとするが、絹代はなかなか引っ越しを進めることが出来ず……。
土曜夜回の(不本意ながらも)ハプ笑い枠。
素晴らしかったのはふたりの回収能力の高さで、例えば絹代が一人称を「ぼく」と間違えた時のコカドさんの「そういうおばちゃんおるけど……」は反応速度も含めて一連のネタとして出来上がっている。その後のくだりのお陰で「ぼく」もなぜか自然な流れに変わったのがすごい(二度と間違えなかったけど)。
そして土曜夜、(観た人は分かると思うが)絹代がタバコを吸うくだりで中岡さんが完全にフリーズする時間が存在していた。
曰く、「タバコ(を模した小道具)の煙が3回公演をするうちにだんだん弱くなってる気がして、おもいっきり吸い込んだろ!と思ったら、粉の塊みたいなのを吸ってしまった」らしい。
ちなみに、その時の中岡さんは台詞を言おうとはしたけど完全になにも出来なくなり、結果として「タ………っ!!」と叫んだのち、沈黙してしまった。会場動揺と爆笑、コカドさんも「??」状態。ネタが飛んだとかではなく、きっかけを間違えたわけでもなく、本当になにも出来なくなって止まった。
やっぱおもしれえなぁ!生の舞台はよぉ!
あと、みんなが忘れていた『中岡さんは特にメイクをしなくても女性役ができる』を思い出させてくれた名作でもある。
(この枠は最近かが屋の賀屋さんが担ってると思う、個人的な話)
4.ギャンブラー
競馬で500万を当てた中岡。コカドに「壁に足を完全につけて、かかとを離さず床に置いた札束を取れたら100万やる」と言い出す。実はこれは生物学的に不可能なことで、上手く行かないコカドを笑う中岡。
するとコカドが「座っている人の額に指を付けるだけで立てなくなる」と言う。これも有名な話なのだが、一行に信じない中岡に「立てなかったら100万くれ」と言うと、なぜかそれを承諾して……?
今回の不思議枠。人体の不思議を改めて思い出した気がする。あれなんでなんだろうね。あと中盤で出てくるやつ。あれなんでなんだろうね。
(冗談を真に受けるやつと捉えるか、それともただの博打好きと捉えるか、でかなり印象が変わりそう。個人的には後者なんだけど、前者の気配もちょっとあるんだよな)
イヒヒ笑いノルマ達成
中岡さんの笑顔がたまに怖いことあるんだけど多分この回のやつめちゃくちゃ怖かったです。なんかキレすぎて笑ってるとこあったよな!?
そしてコカドさんのえへへ笑いよな。指つけてる時のニコニコカド最高じゃん?からの、「ええの!?」の驚きの表情いいよね。落差がいいよね。と言うか多分私はコカドさんの驚いた顔が好き。
5.ボーカルオーディション
とあるボーカルオーディションを終えたプロデューサーのコカド。席を立とうとしたところに、遅刻してきた男・ソウイチ(中岡)が現れる。
どうしても自分の曲を聴いてほしいソウイチに対し、ミュージシャンの業界では時折こうした遅刻してきたやつが成り上がることがあるので、とわざわざ聴くことにしてあげたコカド。
しかしいざ始まったソウイチの歌は、歌と言うよりは魂の叫びのようなものだった。
人生はぜんまいじかけ 巻いた分しか動かない
「ボーカルオーディションで語りメイン」はありそうでなかった視点な気がするけど、どう?歌詞のなかでなぜか回収される伏線なども込みでかなり面白いネタだった。
でも多分ふたりは「このネタ途中スベってなかった?」って言いそう。(ロッチナイトで実際言ってて草)
このネタは唯一トリオネタであり、実は成岡さんと言う方が袖でギターを弾いて中岡さんの歌に合わせてくれていたとのこと。よくぞ……よくぞ合わせて……!
中岡さんも終わり際に言ってたけどとにかくカロリーがバカ高いネタ。覚えるのがひたすら難しい語りが延々続き、しかも似たような下りも複数回あるので、もう間違いなのかどうかもよく分かんない。
※
ちなみにDVD化を待っている全国のロッチンローラーに対して悲報をお伝えすると、このネタは途中で2回ビートルズの『Let it be』を歌うので、
『著作権とかの権利的な意味でその(ビートルズ歌ってる)部分が収録できないため、ネタ丸々カットorその部分をカットした短縮バージョン』が収録される予定。
なお『完全版は会場のみ、もしくは(権利等の問題がクリアできる)テレビ版になるが、テレビではフル尺で出来るわけがないので、丸々観られるのは会場限定。もっとちゃんと見ておけばよかったねぇ』とコカドさん。
6.雨とムチ
とある雨の日。傘を持っていないコカドが急いでいると、傘を差した反社っぽい男(中岡)に呼び止められる。
「お前が水溜まりを踏んだせいで、俺の服が汚れた。どうしてくれんねん?」と因縁をつけられるコカドだが、なぜか怒鳴る間ずっと男は傘を差してくれていて……。
ロッチのネタって基本ネタのタイトルがへんなことってそこまでない(※ある)。誤字か?いや、意味があるんだろうけど、ん?と言うタイトル引っ掛かり系は久しぶりな気がする。
さてロッチの雨のネタと言えばご存じ『どしゃ降り』。あれとはまた違った観点から切り取られた雨のネタ。
濡れないように傘を差してくれている優しさと、相反して『スーツが汚れたから10万払え』と詰め寄る恐ろしさ。と言うか中岡さんさぁ、チンピラ風の巻き舌うまない?
あとこのネタの白眉は『逃げようとしたコカドを殴って、倒れるのを急いで追いかける中岡』だと思います。あのパタパタ感はなかなかない。
7.お花畑
一軒家を建てる予定のコカドは、トイレのショールームにやってきた。対応してくれる接客係(中岡)もなかなか優しそうで話が分かりやすい。
しかしいざ紹介が始まると、便器を『花瓶』と言い始める。どうやら多方面からのクレームに対応するために『隠語』として言い換えしているようなのだが……。
アァーッ!!ハァーーーッ!!
接客業をやったことある人なら一度は体験したであろう『隠語』に焦点を置いたネタ。
ただの隠語ならまあ無いことはないのかもしれないが、そもそも『便器』→『花瓶』の時点で、『トイレに行くことを【お花を摘みに行く】と表する』ところに注目してんのこわ!ってなってくる。
このネタは加速度的に面白さが増していくので素晴らしい。『つぼみからこぼれ落ちるスプラッシュファンタジーが、花瓶のあちこちでお泊まり会をしようとしているのを、ダメよーって母の愛で包み込む』なんて素で聴いたらマジで意味分からなくなりそう。よくこんな単語の羅列を思い付いたな。度数何度のお酒呑んでました?
ストレートに言い換えると過剰に反応して周囲に謝罪するくだりとかオーバーすぎて好き。諦めた後のストレートすぎてきたないところも好き。
このファンタジー野郎が……
8.チャンピオン
格闘技の大会。判定の結果僅差で負けてしまったコカドだが、相手選手(中岡)はなぜかコカドを「チャンピオン」と言い始め……。
シンプルイズベスト。マジでこれ以外なにも起こらないし、それがいい。というかこれだけで1ネタもたせちゃうの、天才過ぎる。
最初ボクシングかな?と思ったけど、途中で「コカド、ナイスキック!」って言ってたから、シュートボクシングか……立ち技のみ有効ルールの格闘技(K-1とかね)かな、と思ってたらロッチナイトで『キックボクシング』って言ってましたね。
となると、天心武尊戦の影響受けたやろお前!
(よく分かんない方のためにざっくり説明すると、長らく対戦したことがなかったスター選手が戦った大会がありました。私のようなニワカが語ってもどうしようもないのでこれ以上はなんとも言えませんけれども。ABEMA観ようね)
中岡さんの外人キャラ好きなんっすよね。前回の『オヤクソク』もそうなんだけど、絶妙。日本語がギリ分かりそうで分かってない感じがとにかく絶妙。なんなんだろうね。
一方のコカドさんも突っ込みがここに来てギアがぐんっと入った感じでテンポよく気持ちのいい突っ込みがガンガン入る。
謎の歓声とかシャッターとか色んな遊びがあって見飽きない構成はさすがの一言。そしてこれを最後に持ってこれるのも自力えぐない?
end~終了、それからプレゼント会
ふたりののびのびとしたトークコーナー。これがごほうび。中岡さんがアホみたいに声を張っていたこと、それのせいで笑いが生まれにくくなったと言う話でさすがに笑った。
三重の中岡こと松下さんも登場してどったんばったん大騒ぎ。そして例のコカドさんの作ったバッグ抽選会(うちひとつだけ、中岡さんがちゃんと縫えなかったバッグ)+ただの紙で出来たすってんこロッチポスターにサインを入れて。
色んな人に当たってて本当によかった……、と言うか男性率がわりと高くてすごい。ロッチは男女半々位の割合?すごいよなぁ……。
「いんこ?なんでいるの?」「これはポインコって言って、ロッチが声やってるんだよ」って話してるカップルみたいな方もいたもんな。男性側がロッチを知っているパターンだ……!って感動したよな。
東京は暑かったけど、それと同じくらいアツイライブでした。よかったな……。
おまけ
幕間映像は『すってんこロッチ終わりに行ってほしい、下北グルメ』『コカドのバッグ制作場面を直撃』とかでよかった。ひとつひとつの長さもそんなに長くなく、しかもちゃんと使える情報だったね、嬉しいね。
なんばん亭めちゃくちゃ混んでた。
他にも思い出したことがあったら追記するかもしれないけどとりあえずこの辺で。